チャペル・タイル欠損補修 | 東京都港区

こちら先日も補修をさせていただいた結婚式場さんですが、施工の仕上がりを気に入っていただけたようで追加の補修のご依頼をいただきました。結婚式場のメインの場所とも言えるチャペルの、檀上に至る階段が一部欠けてしまっていました。
施工前の写真がこちら👇

タイル 欠損 鏡面仕上げ

今回のミッションはいつもの室内の補修とは違い、靴(土足)で踏まれる場所であることと、ツルツルピカピカの鏡面仕上げにすることです。まずはいつものように念入りに傷の周りをクリーニングし、余計な油分を取り除いていきます。今回の傷ですが、式場の方が一度自力で補修しようと試みたらしく、柔らかいパテが傷の中に残ってしまっていたので、それも丁寧に取り除きます。傷が素の状態になったら、バリを取り除き、傷の縁をサンディングでなめらかにして、傷の中もパテがしっかり食いつくようにペーパーで足付けをしていきます。
次に必要のない部分にまで充填剤が行かないようにテープで養生をして、硬度が期待できる充填剤をまずは傷の中に刷り込んでいき、後に面が作れるようにだんだんと充填剤を盛っていきます。ある程度盛れたら充填剤が乾く前に養生のテープを剥がし、パテのキワをなめらかにしてからじっくり充填剤を乾燥させます。サンディングできる硬度になったら、やはり周りの関係ないところに傷をつけないように養生をして、荒いペーパーからだんだんと細かいペーパーを使って面を作っていきます。ある程度きれいになったら下塗り塗料を塗布し、やはりしっかり乾燥させた後さらにサンディングをして歪みを修正します。面ができたら色を調色するのですが、一見「白」でも実は色の幅が広いのでしっかりと馴染む色を作っていきます。色を馴染ませたら、土足で踏まれても大丈夫なように、また後に磨きを入れてツヤを出していくために、2液タイプのコーティング剤をエアブラシで重ね塗りしていき膜厚を作っていきます。このコーテイングをしっかりと硬化させるために数時間乾燥させて、最後に細かいペーパーとコンパウンドで磨きを入れます。
施工後の写真がこちら👇

タイル 欠損 鏡面仕上げ

今回はコーティングをしっかり乾燥させるために、午前中にコーティングまでの作業を終わらせて一度失礼してから夕方再度お邪魔して磨きを入れさせてもらいました。1日に2度お邪魔することになってしまいましたが、磨きもキレイに仕上がったので式場のスタッフの方にも非常に喜んでいただけました。

人生の新たな一歩を踏み出す神聖な場所なので、ご利用になるお客様もシビアにチェックされます。夢の場所に傷などあっては困るのですが、全面的にタイルを張り替えるとなるとコロナ禍で経営も大変な結婚式場さんにとっては大きな費用負担となってしまいます。そんな場所でも部分補修を行うことでずっと割安に、かつ短時間で修復を行うことが可能です。タイルだけでなくフローリングや扉、柱など気になる傷や凹み、劣化等ありましたら遠慮なくご連絡ください。江東区、墨田区、中央区、江戸川区を中心に東京23区から施工のご依頼をいただいております。なお、施工のご相談とお見積りは無料で行わせていただいていますので、どうぞお気軽お問い合わせください。
良いものを長くお使いになるお手伝いができれば幸いです。