フローリング・えぐれ傷補修 ｜ 東京都港区

こちらいつもお世話になっている不動産会社様からいただいた原状回復のご依頼で、これから売りに出されるお部屋の何箇所か補修させていただいたのですが、全体的に綺麗なフローリングなのに何か落としてしまったのか一部だけ端がえぐれてしまっている傷をご紹介します。
施工前の写真がこちら👇

まずはいつものように傷の周りのクリーニングと脱脂を行います。次に充填剤を入れた後の傷の輪郭が出ないように、盛り上がってしまっている傷の縁をルーターで削りなだらかにしていきます。鋭角になってしまっている部分もなるべく無くし、傷の中もサンディングして充填剤用の足付けをします。余計な部分にパテが行かないように傷の周りをマスキングするのですが、今回の傷は壁まで達しており、巾木にも充填剤がつかないようにマスキングをします。次にフローリングのベースの色に調色した充填剤を埋めるのですが、巾木の下の微妙な空間の部分は後でサンディングが行えないので巾木際・下は慎重に行います。傷の周りは充填剤が乾く前にマスキングを外し、際をつぶして充填剤と周りの平面とをなだらかにしておきます。充分硬化させたら再度マスキングを行い、サンディングで平らな面を作っていきます。徐々にサンディングペーパーの番手を上げていき綺麗な面ができたら、念押しに下塗り材を使ってさらに傷の輪郭を消していきます。その後削った後の色を調整し、木目を再生して、周りに馴染ませていきます。充分に馴染ませたら別の下塗り材で色を固着させ、乾燥させた後に周りのツヤに合わせたコーティングを行います。
施工後の写真がこちら👇

今回は休日の作業だったので仕上がりは担当者様に（お休み中申し訳なかったのですが）メールに添付したお写真で確認していただき、無事ご満足いただくことができました。

普通に生活されていても、やはりうっかり壁や柱、床などに傷を作ってしまうことはあります。他の部分が痛んでないのであれば、大きくリフォームされるより部分補修で対応する方が時間もコストも節約することができます。お部屋の原状回復でも、壁紙は貼り直すけれどフローリングは目立った傷だけ治す、とか巾木の欠けだけ直す、というご依頼も多いです。大事なお部屋にフローリングの傷、柱や巾木の傷、サッシのへこみや傷、掃き出し窓のフローリングの劣化等気になる傷がありましたら、お気軽にお問い合わせください。無料で施工相談・お見積りをさせていただきます。ご希望であれば、現地にお伺いして一緒に何ができるか相談させていただくことも可能です。江東区、墨田区、中央区、江戸川区を中心に東京２３区から承っております。