会議室大テーブル・傷補修 | 東京都中央区

今回はオフィスの空調設備を取り扱われている会社様からご依頼いただいた補修案件です。

その会社のお客様である中央区にオフィスを構える某証券会社での作業中に、使用していた機材が倒れてしまい役員会議室の大テーブルに誤って傷をつけてしまった、との事でした。
施工前がこちら👇

会議室 テーブル 傷

こちらはどんな傷か分かるように撮影した写真なので部分ですが、実はテーブル自体は役員会議室の中央に設置されたかなり大きいテーブルでした。よく見るとそこかしこに別の傷やたばこの焦げ跡等があり、全体的に補修すれば格段にきれいになると思ったのですが、今回の依頼主がつけてしまった傷のみが補修対象だったのでぐっと我慢して2列の点傷群(とおまけでその中にある線傷)に集中して作業を行いました。
いつものように補修対象エリアのクリーニングと脱脂を行い、点傷・線傷のバリになっている部分を落としていきます。今回はテーブル全体ではなく部分補修なので補修「面」になってしまうと艶調整があわせづらくなってしまうので、あくまで「点」と「線」に色を乗せ、小さい傷なので表面張力ではじかれないようにしっかりと充填剤を入れていきます。表面を平らに仕上げ、木目が切れてしまっているところは木目を再生した後、今後の激しい会議でも大丈夫なように強度のあるウレタン系のコーティング剤で仕上げました。
施工後がこちら👇

会議室 テーブル 傷

実は一度面を出す作業をしている最中に、やはりそれぞれが小さい傷なので埋めたはずの充填剤が取れてしまうトラブルがあったのですが、再度慎重に充填剤を入れなおしてきれいに埋め直して面を作り、お約束通りに午前中に作業を仕上げました。施工後は今回の依頼主である空調設備会社様にご確認いただいてOKをいただきました。

リペア職人の観点で言うとテーブル全面を一度コーティングをはがしてしまい、全面的にコーティングをやり直せばさらに均一でよりきれいな仕上がりにできるのですが、それは作業時間と、それゆえ施工料金に反映されてしまいます。今回は今回の趣旨の中で、部分補修でベストの仕上がりになったと思います。

空調設備会社様だけでなく、運送業者さんであったり清掃の方であったり、企業に出入りされている法人様が意図せずお客様の調度品などに傷をつけてしまう事は、やはり人間ですからあるかと思います。その際に全面的に弁償等ではなく該当部分の部分補修で対応すれば出費も最小限に抑えることができますので、不本意な傷等がありましたら遠慮なく一度ご相談ください。江東区、墨田区、中央区、江戸川区を中心に東京23区から承っております。
良いものを長くお使いになるお手伝いができれば幸いです。